話しことばと書きことばを使い分ける

書きことば

前回「言葉」と「ことば」の表記について書きました。

なぜ「ことば選び」とひらがなにしているか

言語には「同音異義語」という問題があります。
例えば「てんさい」ということばから何を連想しますか?

天才

天災

転載

甜菜(知ってますか?)

パソコン変換だけでも4つ出てきました。

これが書きことばだと前後の文脈を読み返すことで自分の誤解も訂正できます。
ですが、どんどん流れていく会話では巻き戻しはできません。
誤解したまま進んでいくこともあるのです。
そういえば、これをうまく使っていたのがアンジャッシュのコントでしたね。
(これ以上のコメントは控えます)

的確に伝えるためのポイントの一つとして、文字と音は分けて考える必要があります。
文字は「文書」音は「会話」と考えるといいかもしれません。

文書の場合は漢字で明確に使い分けることができます。
上の4つの「てんさい」も漢字だと全然違いますよね。
そのため一文に同音異義語を入れても伝わります。
たとえば「今回の天災の話は転載禁止です」というように。
ですが、これが会話だとどうでしょうか?
漢字で示せないので音だけで伝えることになります。
「今回のてんさいの話はてんさい禁止です」
全てひらがなにすると逆に読みにくいので(ここが文字と音の違いです)
「てんさい」だけ平仮名表記にしました。
みなさんはこの文だけを聞いてどう捉えますか?
「今回の天才の話」と思う方も多いのではないでしょうか。
この文の前にイチローさんとかの話をしていたら「天才」だと思いますよね。
震災の話なら「天災」となります。
つまり、前の話をちゃんと理解していないと伝わらないということです。

私は式典司会では同音異義語を使わないようにしています。
誤解を避けるためです。

逆に文章では注意を引くためとテンポを作るためにわざと同音異義語を入れたりします。
音(会話)で伝える場合と文字(文書)で伝える場合、それぞれ注意してみてください。

 

今日のまとめ:同音異義語は文字と音で使い方を分ける

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